おかしなことがあるものだと思いました。参議院が国税・地方税関連法案を否決したと衆議院が「みなし」てしまったのです。道路特定財源の暫定税率が復活しました。120円台に下がっていたガソリンの店頭価格が、明日から160円前後になるという予測がもっぱらです。 衆議院の3分の2の再議決を定めた憲法第59条など衆議院の優越は、参議院よりも衆議院がより民意を反映しているという考え方に立ったものと思います。しかし現在の衆議院は郵政総選挙のときのもの。直近の民意は先日の山口2区補欠選挙で示されたはずです。こういう状況で再議決を図ってくるとは、納税者の感覚とはかけ離れています。福田総理の疲れた表情の後ろで、ほくそ笑んでいる自民党道路族の姿が見えるようです。 1期生2期生は国対の指示で議事堂内での行動でした。来月は道路特定財源の10年延長法案がまた再議決される見通しです。これは本当に許せません。